Misc : 立春

去年の暮れ、
YumixSquareアクアのモーターショーで知り合った女性が、
"~ goin' home furniture ~"群馬本店にお越しになり、
彼女が持っていた白い猫足バスタブ用の足拭きマットを、
即席注文生産販売したことから、急速に親しくなりました。
（ちなみに、これは、実のところ、失敗作でしたがｗｗ）

というのも、
俺は、すっかり、その猫足バスタブが気に入ったのです。
そのバスタブに見合うマットを俺に作って欲しいという
彼女のオーダーが、とっても、嬉しかったのです。
（そう・・・憧れのブランド物でした）

彼女が俺の潜在能力を信じて頼み、成果を期待してくれたことが、
本当に、嬉しかったのです。
（でも、実際、使ってみると失敗作だったということを、
　結婚後、彼女が教えてくれましたが・・・ｗ）

そうです！
（注記で先に言うてしもたがな・・・）

俺、結婚しました。

当初は、お得意様と家具屋という間柄でしたが、
せっかちで性急な性分が幸いしつつ災いもし、
ラジカルに仲良くなり、クリティカルに喧嘩しては、
くっついては離れ～くっついては離れ～を繰り返してしましたが、
すったもんだの末、節を越え春を迎え、

　ただいま；；
　
　おかえり♪

の合言葉で、ダンス中に電光石火で即籍結婚しました。

俺の中の悪鬼悪霊が、幾度となく幸福を退け、
一度は、彼女の持ち物をオール返却してフレンド解除し、
IMをテラスルーするという暴挙までありましたが、
しばらく、彼女と離れ、一人になって越冬してみると、
凍てつくような寒さを感じました。
（その間に、不良家具を修正できたのはよかったですが）
（あと、イベント、二つ参加できました・・・）
（そんで、テナントも一つ増えました・・・）
（店員さんも、一名、増えました・・・）
（人のバーで、一人勝手バーテンもしてたな・・・）
（どんだけ、さびしかったの？＞俺ｗｗｗ）

俺、彼女に会いに行く勇気なくって、
彼女に謝る勇気もなくって、
もう、一人でいいもんって意地張ってた。

でも、彼女、アクアの『豆まき DE 鬼退治』に来てくれて、
誰かが、彼女の名を呼んで挨拶してて、
俺も、彼女を探し出して挨拶しに行こうとしたけど、
カメラ、カクカクがたがたで、全然、身動きとれなくて、
チャットもロクに出来ないし、居場所も分からず、

　いらっしゃい

と言うのが精一杯で、
やっと、彼女らしき姿、見つけて、
彼女、きっと、凄く綺麗なドレス着てたはずなんだけど、
でも、それも、グレーのままで、

　めぐりあひて みしやそれとも わかぬまに
　くもがくれにし よはのつきかな

ってな調子で、次の瞬間、彼女、消えて、
俺も、ジタバタしているうちに、落ちて、
祈るような気持ちで再起動中のパソコン拝み、
必死に会場に戻ってきても、彼女、居なくて、
もう、ダメかなって思った。

俺、もう、ホントは、その場をうっちゃって、
彼女に会いに行きたかった。

でも、なんか、怖くて

うん

俺、怖がりだから

なんとなく、その場を離れがたく、
ぐずぐずと、最後まで、残っていて、
豆まきの鬼役してた人に、ダンスホールに誘ってもらった。

んで、そこのダンスホールで知り合った人に、
秘境温泉、案内してもらった。

天岩戸。

俺、そこの温泉で、一人、湯の中沈んでるうちに、
なんだか、泣けてきた。

俺の側に居るはずの人が居ない。

岩屋には、至る所にペアボールが一杯あるのに、
俺には、ダンスパートナーが居ない。

おれのぱーとなーがいない

おれ、すごく、かなしくて、
ぐずぐず、ぐずりながら、はなし、きいてもらって、
でも、きっと、まだ、まにあうって、はげましてくれて、
そしたら、おれも、きっと、まだ、まにあうって、おもって、
明日の朝になれば、全てがうまくいくような気がして、
なんだか、すっかり、安心して、そこを、辞去した。

次の朝、俺、そこから入って、
湯を浴びて身を清め岩に頭預け、深呼吸してから、彼女に挨拶した。

彼女は、何度となく、俺に、Ask、Seek、Knockしてくれたのに、
俺、すぐに、言い出せなくて、
でも、俺、多分、すごく、

うん

でも、彼女に、どうしても、ごめん、したくて、
すごく、びびりながら、

　ここに来る？

って尋ねること、彼女に出来て、

うん

俺、ごめん、できて、よかった

うん

なんか、途中から、反省文になってしまいました。

終わり。