Bar : 新春恒例客コール

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それにつけても、ここは、ヒマな店である。
店長と副店長の二人が、カウンタで長々と語らっているのが、
敗因の一つだろう。

どっちも、ＩＭで客を呼ぶという発想がない。ｗｗ

しかし、あまりにも、ヒマなので、
真夜中にムリを承知で友人に声をかけた。

店がドヒマな時、
店内に閑古鳥がかぁ～と鳴いている時、
島の人影もまばらとなり、全く、来客の気配がない時、
最後は友人頼みである。

恋人頼みでないところが、わびしい・・・

しばらくすると、
黒いドレスに宝石を散りばめたセクシーな出で立ちで、
友人が来てくれた。

ここは、夜景が綺麗なのである。

スカイラウンジからみえる星空のように素晴らしい衣装だ。
このバーの雰囲気を分かってくれている人だ。

すると、俺は、ロマンティストになる。

フロアでスローダンスのリーダを勤めたくなる。
カウンタ早打ち漫才でなく。



やがては、月も見え隠れし、窓の外に群雲がかかり、
彼女は、着物に着替えてスローダンスである。

俺は、このダンスが好きだ。

ダンスパートナーの髪やスカートや着物の袖が、
ふんわり、揺れるのだ。

ダンス中のスナップ撮影の腕前を上げたいものである。

あと、
スナップ撮ると、ガリガリガリと呻くＰＣを、なんとかしたい・・・